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杭州臓器移植大会 国際社会に不参加を呼びかける

2014年10月28日

 

【新唐人2014年10月28日】中国臓器移植大会が29日、浙江省杭州市で開催されます。アメリカのワシントンに本部を置く「臓器の強制摘出に反対する医師組織」(DAFOH)は特別声明を発表し、各国の医学界に「中国の移植大会を支持しない、参加しない」よう呼びかけています。台湾の国際臓器移植関懐協会も、中国の臓器乱用への反対を呼びかけています。

 

「臓器の強制摘出に反対する医師組織」は「2014年中国臓器移植大会における医学界の義務」と題した声明文を発表し、国際社会に不参加・不支持を呼びかけています。中共はこの15年間、法輪功学習者から臓器を強制摘出して移植に使っているといわれるからです。台湾の国際臓器移植関懐協会も、中国の不透明な臓器移植システムを非難します。

 

台湾国際臓器移植関懐協会 黃士維副理事長

「中共には収監されている全ての人の臓器の使用停止を求めます。中国は透明で臓器の出所が追跡できる臓器移植システムを作り、全てのデータも透明であるべきです。また過去14年間、600以上の移植病院で使われた臓器の出所、および移植の状況を調査すべきです」

 

中国の臓器移植を行う病院の数は1999年の150から、2006年には600以上に増えました。台湾衛生福祉部の統計によると、海外で臓器移植を行った患者のうち、9割が中国で手術を受けています。ここ2年はその数が減っているものの、中国に渡って手術を受ける患者の割合は依然として95%を占めています。泌尿器科の医師でもある黃士維(こう しい)さんは注意を促します。

 

台湾国際臓器移植関懐協会 黃士維副理事長

「今の時期、中国に行って、この大会に参加するのはとても危険です。中国大陸の臓器移植は未だに不透明です。そのうえ、人道に対する罪にもかかわるので、知らないうちに巻き込まれる可能性があります」

 

中国では毎年1万件の臓器移植が行われていますが、臓器の出所は未だにはっきり説明されていません。2013年11月には、中国の40以上の病院が、死刑囚の臓器を利用した移植の停止を目指す「杭州決議」に署名しましたが、実際には実行されていません。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/27/a1149294.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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